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私が選ぶこの一曲 No.1 「オルガン付き」

No.1
サン=サーンス/交響曲第3番ハ短調作品79「オルガン付き」
Canille Saint-Saens/Symphony No.3 C-minor Op.78“Organ”

さて、映画の話をする前にこんなのを始めてしまったのですが。
ようはオーケストラはちょっと・・・と一歩引いてしまっている吹奏楽のひとに、オケのすばらしさを知ってもらおうというこの企画、ネタはたくさんありますが、できるだけ続くように頑張ります。

さて、この交響曲第三番「オルガン付き」です。
吹奏楽をやっててこの曲に出会うことって、まずないと思います(何年か前に秋田南高校吹奏楽部が定期でこの曲やったらしいですが)そんなわけで、たぶん吹奏楽だけの人にはあまりなじみの無い曲・・・。ですが、これを聞かないのはもったいないです。
僕の周りでも多いし僕自身も実際そうだったんですが、吹奏楽をどっぷりやってる人って、弦の音が苦手・・・、って言う人が多いですよね。それに、交響曲って、40分もあって全部聞くのが大変・・・、というイメージを持っている人も多いと思います。別にそれを解決するわけではないですが、この曲はけっこう曲調がはっきりしてるので、他の交響曲と比べてもかなり聞きやすい構成になっています。
そして何より旋律がシュール。第一楽章冒頭の消え入るようなヴァイオリンの音から始まり徐々に高まる緊張感。ホルンとトロンボーンが奏でるコラール。機械的な印象の中に生まれる緊張と興奮が連続する第二楽章から、圧倒的な存在感であらわれるオルガンの二楽章第二部と、曲が終わるまで息をつく暇がありません。これを聞いていると40分なんてあっという間なので、何かをしながらこれを聞くのはやめた方がいいと思います。
交響曲の印象を残しながらそこまで硬い曲ではないので、中学生や高校生でもかなり楽しめる一曲だと僕は思います。それでもどうしても・・・、というのなら、二楽章の一部と二部だけでも聞いてみてください。きっとオーケストラに対するイメージが一転すると思います。

僕がこの曲に出会ったのは大学一年のときでした。所属しているオーケストラの定期演奏会のメイン曲がこれだったんですよね。当時はまったく理解できませんでしたが、今となってはたぶん一番好きな曲の一つです。
夜中にヘッドフォンの音量(付属品や安物のイヤホンなどではなく、本物のヘッドフォン)を最大にして一人で聞いていると、この曲が終わったころには全身の穴という穴が完全に開ききった状態になれます。
全てを忘れたい、という時は、お酒を飲まずにこの曲に没頭することをお勧めします。体にいいですよたぶん。

吹奏楽もいいけれど、やはり300年近い歴史を持つオーケストラも伊達ではないです。ぜひ一度、聞いてみてください。


***聞いてみようと思った皆さんへ***
オーケストラの曲って、同じ曲でもいろんなCD出てますよね。どれ聞いたらいいかわからない〜って人の為に。
交響曲は指揮者や楽団によって、こんなにも違うものか、というくらい違います。
このオルガン付きに関して、お勧めを一枚。

ズービン・メータ/ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
  Zubin Mehta / Berliner Philharmoniker
 ・レーベル  : TELDEC
          (輸入盤4509-98416-2(国内盤あり))
 ・値 段   : ¥2000前後?
 ・録 音   : 1995年4月(DDD)
 ・時 間   : 第1楽章前半= 9:09 第1楽章後半= 8:31
          第2楽章前半= 7:08 第2楽章後半= 7:15
 ・カップリング: フランク/交響曲ニ短調

オルガンの音質のよさもさることながら、ベルリンフィルの金管楽器の力強さと綺麗さに圧倒されます。ちょっとうるさすぎるかもしれませんが、金管吹きにはたまらない一枚ですね。もちろん、演奏は超一流です。
カップリングで入っているフランクの交響曲ニ長調もいい曲ですよ〜。
| 私が選ぶこの一曲 | 00:24 | comments(2) | trackbacks(1)

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Comment
お薦めの曲から派生してお薦めのCDを紹介したところがイイ。
オルガン付はなかなかいい出会いがないです自分…。
2005/11/26 1:16 AM, from いじゅ
これ独自カテゴリ作ったのねそういやw
いつか「私が選ぶこの一台(クルマ)」も設置しようかな(爆)
2005/11/30 3:22 AM, from いじゅ









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ホルン
ホルンホルン (Horn) は金管楽器の一種。イタリア語では ''Corno'' (コルノ)、フランス語では ''Cor''(コール)と言い、もともと「角」の意味を持った言葉であるが、古くから「角笛」を意味してもいた。現在ではホルンとは、一般には#フレンチ・ホルン|フレンチ・ホル
2005/11/27 4:15 AM, from 音楽を奏でる道具たち

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